2025.10.30
WordPress
WordPressサイト、どこまで自分でできる?スキル別に見る「自作」と「外注」の分かれ道【構築編】

「ホームページつくりたいけど、WordPressがいいんんだよね?」と聞かれるほど、すっかりCMSの立ち位置を確立しているWordPressのお話です。
WordPressは「誰でも簡単にホームページを作れる」と言われていますが、実際にはスキルや知識のレベルによって“できる範囲”が大きく変わります。 自分で構築するのがよいのか、制作会社に任せた方が安心なのか──。
この記事では、スキルレベル別にそれぞれの特徴と、弊社がどのようなサポートを行えるのかをわかりやすく整理しました。 自社に合った進め方を考える際の参考にしてみていただければと思います。
目次
1. 初級:パソコンとネットが使える程度
「WordPressは聞いたことがあるけれど、設定や構築は難しそう」と感じている方も多いのではないでしょうか。
このレベルでは、WordPressを自分で導入するのは少しハードルが高いのが実情です。
サーバーの契約やインストール設定など、初期構築には専門的な知識が必要になります。
まずは「WordPressとはどんな仕組みで動いているのか」「管理画面では何ができるのか」を理解するところから始めるのがおすすめです。
無料のWordPress.comやデモ環境を使って実際に触れてみることで、更新の流れやコンテンツ管理の感覚がつかめます。
いきなりすべてを自分で構築しようとせず、「学びながら知識をつける」段階だと考えて良いでしょう。
初級の方に弊社ができること
初期構築やサーバー設定など、専門知識が必要な部分をすべて弊社が代行します。
その上で、納品後に「更新の仕方」や「記事の投稿方法」などをレクチャーし、お客様が安心して運用を始められるようサポートします。
また、「まずは最小構成でスタートしたい」という方には、テンプレート型の制作プランもご用意できます。
運用しながら少しずつサイトを育てていけるよう、無理のないステップアップを一緒に設計いたします。
2. 中級:WordPressを触ったことがある/ITリテラシーがある
WordPressの操作経験があり、SNSで情報発信をしている方や、Webの仕組みにある程度慣れている方は、それほど苦労なくWordPressサイトに取り組む準備ができているといえます。
テーマやプラグインを使ってページを整えることができ、更新作業もスムーズに進められるでしょう。
ただし、「見た目を整える」ことと「成果を出す」ことは別物です。
導線設計、ページ速度、SEO、スマホ対応など、成果を意識したサイト運営には一定の経験が求められます。
このレベルの方には、「初期設計やデザインを制作会社に任せ、その後の更新を自社で行う」ハイブリッド型が最も効果的です。
SNS運用で培った“発信力”を、Webサイトという土台の上で継続的に活かすことができます。
中級の方に弊社ができること
弊社では、WordPressの初期設計・テーマ構築・デザイン制作を担当し、公開後はお客様自身で更新できる体制を整えます。
たとえば、ブログ記事の追加、写真の差し替え、テキストの修正などを自社で行えるようにすることで、スピーディな運用を実現。
さらに、アクセス解析やSEO設定、SNS連携など、発信を強化する仕組み作りもお手伝いします。
「自分で情報を発信したいけれど、デザインや構成はプロに任せたい」という方に最適なサポート体制です。
3. 上級:HTML/CSSがある程度わかる・技術に抵抗がない
HTMLやCSSの基礎を理解している方であれば、WordPressを使ってオリジナルデザインを反映したり、テーマをカスタマイズしたりすることが可能です。
プラグインを活用した機能拡張や、子テーマを用いた調整など、自分の理想に近い構築を進められるでしょう。
ただし、WordPressの根幹にはPHPというプログラミング言語があり、この仕組みを理解しないままテンプレートファイルを編集すると、表示崩れやエラーにつながる恐れがあります。
特に、テーマ更新やプラグイン競合による不具合、セキュリティリスクなど、構築後の管理面でも注意が必要です。
自由度が高い分、変更には慎重さが求められるレベルです。
自作を前提とする場合でも、バックアップやバージョン管理、セキュリティ監視といった運用面でのリスク管理を専門家と連携して行うのが安心です。
上級の方に弊社ができること
弊社では、これまで多くのWordPress構築を手がけており、単なる制作代行にとどまらず、お客様のアイデアを実現するための高度なカスタマイズ提案も行っています。
たとえば、
- 会員専用エリアの設置(ログイン機能・会員別コンテンツ制御)
- お問い合わせフォームの複雑な分岐や条件付き入力
- 管理画面の操作性を向上させる独自UIの開発
- 外部システム(MA・CRM・基幹システム)との連携
- 海外発信のためのサイトの多言語化
など、ビジネスの仕組みに合わせたハイレベルな構築にも対応可能です。
「安全性を担保したい」「自社サイトをさらに拡張したい」といった方にも、技術パートナーとして寄り添います。
4. まとめ:自分のスキルに合わせて「任せる範囲」を決めよう
WordPressの構築方法に「正解」はありません。
重要なのは、自分や自社のスキル・体制・目的に合わせて「どこまで自分でやるか」「どこから外部に任せるか」を明確にすることです。
たとえば、
- 初級者:まずは触れてみて、必要な部分だけ外部に依頼
- 中級者:設計・デザインを外注し、運用は自社で
- 上級者:自作+専門的サポートで安全運用
というように、スキルに応じて役割を分担するのが理想です。
制作会社を「丸投げ先」ではなく「共に成長するパートナー」として捉えることで、長期的に安定した運用と発信が可能になります。
「自分に合った構築スタイルが分からない」「部分的にだけ相談したい」など、状況に合わせたご相談も可能です。
構築・運用・保守までワンストップでサポートいたします。
お気軽にお問い合わせください。


