WordPressサイトを複製して、新たにホームページをつくる提案方法とは?|F-standard BLOG

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WordPressサイトを複製して、新たにホームページをつくる提案方法とは?

以前「WordPressからWordPressへのサイトリニューアル時の流れと注意点」という記事で制作の流れや注意点を書かせていただきましたが、上記の記事を書いた2020年以降、色んなWordPressのホームページの改修依頼が蓄積されたので、すでにWordPressのホームページは持っているけど、リニューアルしたいけどどうすればいいかわからない。という方に向けて弊社がご提案させていただいた内容をまとめさせていただきました。

同じ悩みを持ったお客様のヒントになれば幸いです。

※今回の記事はWordPressのリニューアルに提案方法のまとめなので、技術的な事にはあまりふれていません。

【提案1】ブログなどの投稿が蓄積されているので、デザインだけ変更しましょう!

ホームページを長い間、運用していたらブログや事例などの更新が蓄積されていると思います。
もしかしたら、御社のホームページでも特定のブログ(投稿)が検索上位されていて、その記事が御社の認知度を上げる役目を担っていた時、まるっとリニューアルしてしまうと、その機会を損失してしまう可能性があります。とはいえ、デザインが古いので、リニューアルはしたい・・・。

そんな場合は、デザインだけ新しくリニューアルして、ブログや事例などの更新コンテンツに関しては、そのまま旧ホームページから移管しましょうという提案をさせていただきます。
可能であれば、リニューアル前に現在のホームページのアクセス解析なども見せていただいて、どのページからの流入が高いなども検証した上で、どう残していくかを提案させていただければより精度の高いリニュアールが可能になります。

色んな構築方法はありますが、目標とするところは、現在のホームページから得れている効果をできるだけ引き継げるようにする事です。
ただ、年末年始のお知らせなどのニュースだけって場合は必要ないかもしれませんが。

【提案2】現状のサーバーが古く、最新のWordPressが動かないので、サーバー移管をしましょう!

WordPressはPHPというプログラミング言語で動いています。
このPHPにはバージョンがあって、最近のWordPressの最新バージョンはPHPの高いバージョンでないと動かなくなっています。
このPHPのバージョンはお使いのレンタルサーバーに依存していますので、使用しているサーバーが該当PHPのバージョンを使っていないと使えません。そのばあいは、サーバー移管を検討していただく必要があります。
月/年間でかかっている費用を見直すいい機会になるかもしれません。

一点、特に注意しないといけないことがあります。
それは、サーバー移管をするとメールアドレスの設定環境も変わるということです。
「info@◯◯◯◯◯.co.jp」など、ホームページと同じドメインのメールアドレスを使っている場合は、メールの移管も必要になります。さらにメールを移管して、各端末(会社のパソコンなど)に設定しているメールアドレスも設定し直す必要があるので、お客様の環境によっては、「各社員にメールアドレスを渡しているので難しい」という場合もありますが、その場合は

  • メールアドレスは旧サーバーのまま
  • ホームページは新しいサーバーに移管

などの措置をとる必要がある場合があります。
こちらは、サーバー使用料が2重にかかってしまうので、対応方法は一緒に考えさせていただければと思います。
サーバー移管については、下記のブログで詳しく書いています。

【提案3】プラグインが多すぎて、表示速度やメンテナンスが大変なので、整理しましょう!

WordPressを複製すると、設定しているプラグインもセットでついていきます。
プラグインはWordPressの機能を拡張してくれますが、無駄に入れすぎるとサイトの表示速度が遅くなってしまいます。
あと、余計な機能がたくさんついていて使っていないのにサイトの表示やメンテナンス性で足を引っ張っているプラグインもあります。

プラグインもWordPress本体と同じでアップデートが必要でバージョンとの間でエラーが出たり、最悪のケースではサイトが真っ白になってしまう可能性もあります。
複製後に余計なプラグインを削除して整理してサイトの中を整理する事も可能です。
専門家の目線からいうと、わざわざプラグインに頼らなくても自力で作れる機能などもあります。

【提案4】まったく違う事業追加で新しくホームページをつくるなら、現サイトを複製してつくっちゃいましょう!

例えば、今とまったく違う事業を始めるとします。
けど、また新しくホームページを作るのは、手間と予算が…というような場合は、いっそ今のホームページを複製して新しいホームページを作ってしまうというのも1つの手です。
ただ、サイトのキーワードやソースコードが同じすぎると重複コンテンツとして認識されると、双方のサイトのアクセスに良くない影響が出てしまう可能性があるので、内部的な部分もキチンと調整してあげる必要があります。
ある意味、会社としてのトンマナも一致(コンセプトや雰囲気に一貫性をもたせること)させやすいのではないでしょうか?

複製するって事はもう一つサーバー契約しないといけないの?って思う方もいるかもしれませんが、1つのサーバーで複数サイトを運用する事は可能です。

詳しくは下記のブログに詳しく書いています。

【番外】無料ブログでこれだけいっぱい書いてきたので、WordPressに移管しちゃいましょう!

リニュアールする時に今までのは無しにして、新しくスタートするのもスッキリしますが、悪影響を及ぼすようなコンテンツは必要ないかと思いますが、WEBに公開しているコンテンツは財産です。

今までのコンテンツも活かした状態で新たなスタートをきるのもいいかと思います。
例えば、無料ブログサービスで長年更新していたのがあったりする場合は、いっそWordPressの中に組み込んでしまうのも一つの提案方法としてあります。

ブログの移管については、下記のブログで詳しく書いています。

まとめ

いざ実行するとなると、けっこう技術的な要素が多いのもあるので、「いっそ完全に新しくリニューアルしましょう」って提案をされることもあるかと思いますが、弊社の考えでは「御社が蓄積した過去のデータ」はできるだけ残して新しいスタートをきるのがいいと思っています。

それは、ホームページのドメインはもちろん、ブログなどの今まで苦労して書いてきたデータもです。
ご依頼いただいた御社にとっての最適解を一緒に考えさせていただければと思っています。

今のホームページに少しでも不満などがありましたら、一度お問い合わせいただければと思います。

この記事を書いたスタッフ

藤阪 紘至

担当:Webデザイン/ディレクション/マークアップ/フロントエンド

人柄の良さと長身&ちょび髭を活かし、ターゲットに訴求するデザイン・マークアップ・コピーライティングを得意とする。人に教えることにも評価が高く、大学講師経験もあり、こうし講師と呼ばれていた。
Webデザイナ向け人気ブログ「WEB系キャンパス」を運営中
https://webkcampus.com/

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