中小企業が採用サイトで伝えるべき内容を参考サイトをもとに考察する|F-standard BLOG

中小企業が採用サイトで伝えるべき内容を参考サイトをもとに考察する|F-standard BLOG

中小企業が採用サイトで伝えるべき内容を参考サイトをもとに考察する

企業がホームページを持つ理由に「採用人材を確保したい」という理由はそれなりに順位が高いと思います。
業種的に若い世代の人材を確保したい場合は特に顕著だと思います。
どんな会社かを確認するのには、そのサイトのコーポレートサイトをスマホで見るのが最近では基本的な流れだと思います。

一昔前はコーポレートサイトの採用情報といえば、募集要項を並べてその下にエントリーフォームがあれば成立するようなものでしたが、最近ではコーポレートサイトとは別に採用サイトとして独立したホームページのような構成で組まれている会社も少なくありません。
年度ごとにデザインやコンテンツを一新した採用サイトを毎年作成している企業もあります。

自社の採用サイトを強化することは応募者数の増加はもちろんのこと、求職者とのミスマッチの減少にも有効です。

採用サイトに必要な情報とは?

仮に独立した採用サイトを制作するとして、必要な情報とは何でしょうか?
御社がどんな会社を仕事をする側として伝えれているかという事でしょうが、そういう点では通常のコーポレートサイトとターゲット層が違うだけで根本的な事は同じかもしれません。

(1)会社の理念・カラーはキチンと伝えれているか?

自分達はこんな会社ですと伝えるにはコンテンツ内容がもっとも重要だとは思いますが、それをきちんと伝えるにはデザインも重要な要素になります。
例えば温かみのある会社がガッチリしすぎたイメージのデザインにしすぎると伝わらないでしょうし、まじめが基本の会社が遊びココロのありすぎる会社だと、求職者がギャップに悩むことになります。
コンテンツ内容をベースに伝達率をあげるためにデザインが必要になります。

(2)入社したらどんな成長ができるかを伝える

最近では安定性よりも「自らの成長が期待できる」企業を探す求職者も多く、御社に入社することによってどのような成長ができるのかを伝えることも重要な要素になります。
なので、社内制度などでそういうのがある場合はどんどん発信していくようにしましょう。
実際にその制度で成長した社員のインタビューを載せるのもいいかもしれませんね。
その他、福利厚生が充実しているなら実際に写真なども交えて紹介するのもいいかもしれません。

(3)エントリーフォームの導線はキチンとはられているか

求職者が御社に興味を持てば最終的にエントリーフォームへ応募することになるかと思いますが、その導線は利用者目線でわかりやすく誘導するような離脱対策が必要になります。
例えば雇用形態が複数ある場合など、極力迷わせないようにする必要があるかと思います。

(4)先輩社員の声や写真などで実体感を感じてもらう

先輩社員の声などは、求人ポータルサイトには載っていないより詳しい職場環境を知ることになりますので、積極的にコンテンツに追加す事をおすすめします。
入社年数によって複数人作成すると、いろんなタイプの求職者に共感される事になります。
採用サイトでもコーポレートサイトでも代表メッセージは基本コンテンツですが、やはり身近な立場の人の生の声も共感を得やすいかと思います。だからといって、代表メッセージが不要なのかと言われれば違うと思いますが。

参考サイトで考える採用サイトで重要な内容とは

今回紹介する採用サイトの参考はこちらのサイトから抜粋して紹介しています。

(1)求職者が知りたいことにすぐ辿り着ける(株式会社パルコ)


https://www.parco.co.jp/jinji/
全国でファッションビルを展開する株式会社パルコの採用サイトです。
メインビジュアルがファッションビルらしい写真がメインですが、ファーストビューでイメージをつかんでもらい、そこからメッセージや事業内容への導線は非常にスムーズです。
社員インタビューも充実しており、ファッション写真らしいスナップ写真が見やすいです。

ファッションビルだけに販売員をイメージしてしまいがちですが、そこは先回りして「パルコの仕事は販売職ではありません。」と言っちゃってるのも自社のイメージをきちんと把握した上でのコンテツ内容ではないでしょうか?

(2)しっかり事業を説明しながらさりげないワクワク感(東宝株式会社)


https://www.saiyo-info.net/toho/
映画事業のイメージが強いですが、不動産事業などもされているようで、事業内容が一目で把握できるような構成になっています。
各部署の社員さんの1週間のタイムスケジュールがとてもわかりやすく公開していて、デザイナー的にも参考になりました。
座談会など他の会社ではあまり見かけないコンテンツもあり、働いている社員さんの意識などを知ることができます。

あとさりげないアニメーションや丸まったデザインが、そこはかとなワクワク感を感じさせる演出はさすがです。

(3)メッセージ性の非常に強い採用サイト(秋川牧園リクルートサイト)


https://recruit.akikawabokuen.com/
会社や事業の雰囲気がページを見ただけで伝わってくるサイトです。
会社の想いがとても詰まったサイトになっているので、マッチした人は迷わず見てしまいそうです。
あと、地味にこれは重要な事だと思いますが、新卒・中途・パートとエントリーページをキチンとわかりやすく分けています。

メインビジュアルの映像からのスクロールでそのままメッセージのテキストが表示されるのは、非常に気持ちいい流れですね。

採用サイトについての考察まとめ

採用サイトで重要な事は求職者がたどり着きたい情報に素早く辿り着けるかではないかと思います。
マイナビなどの採用ポータルサイトには載っていない会社のカラーや雰囲気を伝えるために出せる情報は出し惜しみせずに、魅力的に思ってもらえるようなコンテンツづくりを心がけたいですね。

この記事を書いたスタッフ

藤阪 紘至

担当:Webデザイン/ディレクション/マークアップ/フロントエンド

人柄の良さと長身&ちょび髭を活かし、ターゲットに訴求するデザイン・マークアップ・コピーライティングを得意とする。人に教えることにも評価が高く、大学講師経験もあり、こうし講師と呼ばれていた。
Webデザイナ向け人気ブログ「WEB系キャンパス」を運営中
https://webkcampus.com/

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