2021.06.14
補助金 ビジネス
ホームページ制作で使える!2021年度小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>について
目次
はじめに
今年度も、事業者が活用できる補助金が多く発表されています。
その中でも、比較的利用しやすい小規模事業者持続化補助金について、説明させていただきます。
小規模事業者持続化補助金では、2つのタイプが発表されています。
今回は、低感染リスク型ビジネス枠という、このコロナ禍での特別枠について、まとめました。
これから申請を考えている方に対して、有効な情報となれば幸いです。
低感染リスク型ビジネス枠の目的とは?
募集要項の中で目的は下記と定められています。
本補助金事業は、新型コロナウイルス感染症感染防止と事業継続を両立させるための対人接触機会の減少に資する前向きな投資を行い、ポストコロナを踏まえた新たなビジネスやサービス、生産プロセスの導入等の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。
要は、低感染リスク型ビジネス枠という言葉の通り、コロナの感染を減らすために人と合わずに、売上をアップ、もしくは生産性を上げる施策に対して、補助金を活用できますよ、ということです。
低感染リスク型ビジネス枠の要件について
対象となる事業所の内容について
これまでの小規模事業者持続化補助金と同様に、サービス業・商業は5名以下、その他製造業などは20名以下となっております。
業種
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人数
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商業・サービス業(宿泊・娯楽業除く)
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常時使用の従業員が 5人以下
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サービス業のうち宿泊業・娯楽業
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常時使用の従業員が 20人以下
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製造業その他
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常時使用の従業員が 20人以下
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どういった内容なのか?
通常枠の小規模事業者持続化補助金も、去年に引き続き募集されていますが、そちらの補助金の上限は、50万円がMAXとなっています。
この低感染リスク型ビジネス枠では、MAX100万円の補助金が設定されています。
また、補助率についても、3/4と、今期の補助金の中でも、高い補助率となっています。
詳しくは、下記をご覧ください。
補助上限:100万円
補 助 率:3/4
感染防止対策費については、補助金総額の1/4(最大25万円)を上限に補助対象経費に計上するこ とが可能です(緊急事態措置に伴う特別措置を適用する事業者(※)は、政策加点の他、補助金総額 の1/2(最大50万円)に上限を引上げ)。
なお、補助上限額100万円に上乗せして交付されるもので はありません。
1/4を上限として、計上できる「感染防止対策費」とは?
感染防止対策費というものは、業種により変わります。
国が提示している業種別ガイドラインをルールに、実施する必要最小限の新型コロナウイルス感染症感染防止対策のことを言います。
詳しくは、下記の「業種別ガイドライン」をご参考ください。
https://corona.go.jp/prevention/pdf/guideline.pdf
補助対象となる経費の条件とは?
補助対象の経費になるものは、下記の様に定められております。
・補助対象経費の全額が対人接触機会の減少に資する取り組みであること ※感染防止対策費を除く
・使用目的が本事業の遂行に必要なものと明確に特定できる経費
・原則、交付決定日以降に発生し対象期間中に支払が完了した経費
・証拠資料等によって支払金額が確認できる経費
・申請する補助対象経費については具体的かつ数量等が明確になっていること
対象経費について
対象経費については、下記のように挙げられています。
(1)機械装置等費
(2)広報費
(3)展示会等出展費(オンラインによる展示会等に限る)
(4)開発費
(5)資料購入費
(6)雑役務費
(7)借料
(8)専門家謝金
(9)設備処分費
(10)委託費
(11)外注費
(12)感染防止対策費
申請にはGビズプライムIDが必要となります
今期から、申請には、GビズプライムIDが必要となります。
補助金の申請には必要なることが多いので、申請の時期が近づくにつれ、申請が混み合い、3週間ほどかかるケースもあります。
申請は難しくないので、余裕のあるうちに取得することが重要です。
必要な書類は、下記となります。
- WEBから発行した申請書
- 印鑑証明書
このGビズIDの取得が遅れて、申請ができないケースもありますので、ご注意ください。
補助金のスケジュールについて
今期は、全体として6回を予定しています。
第1回はすでに終了してしまったので、残り5回となります。
去年は、各回、採択率が変わっていたため、早めに申請して、多くチャレンジすることも一つの方法だと思います。
詳しくは、下記をご覧ください。
第1回目締切 |
第2回目締切
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第3回目締切 | 第4回目締切 | 第5回目締切 | 第6回目締切 | |
申請書類
送付締切
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2021年 5月12日(水) | 2021年 7月 7日(水) | 2021年 9月 8日(水) | 2021年11月10日(水) | 2022年 1月12日(水) | 2022年 3月 9日(水) |
補助内容の実施(制作)期間
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交付決定日から2022年 2月28日(月)まで | 交付決定日から2022年 4月30日(土)まで | 交付決定日から2022年 6月30日(木)まで | 交付決定日から2022年 8月31日(水)まで | 交付決定日から2022年 10月31日(月)まで | 交付決定日から2022年 12月31日(土)まで |
申請に役立つ情報
弊社も去年、書籍、ブログやYoutubeなどを参考に、自社で資料を作り、採択に至りました。
その中で感じた重要なポイントは、下記だと思っています。
- 事業の実現性(特に非対面式でのビジネスの具体性)
- 自社の強みの把握
- 外部環境の把握
今期も多くの情報がWEB上に溢れておりますので、参考になりそうなリンクを貼っておきます。
自分で書ける「小規模事業者持続化補助金」の「経営計画」(強み経営シリーズ2): 小さな会社の経営計画
小規模事業者持続化補助金に応募したくなる本: 通算1,000件の支援実績から陥りやすい罠をわかりやすく解説
2021年度小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>申請の書き方
「飲食店コンサルタント なんさぶチャンネル」から引用
最後に
コロナの影響もあり、補助金が活発になっております。
ただ、間違っては行けないのは、補助金は、お金をもらうということが目的ではなく、コロナ禍でも事業を成り立たせるためのカンフル剤として、税金が利用されてえいるということです。
だからこそ、補助金があるからこれをしようという発想よりも、この補助金という制度をうまく活用しながら、会社の事業を維持・発展させていくことが重要です。
自分で申請することも可能ですし、弊社に相談いただければ、申請のサポートを行っておられる方のご紹介もさせていただいております。
まずは、一度ご相談ください。