WordPressでホームページを制作・運用する時の注意点(自力と発注する場合)|F-standard BLOG

WordPressでホームページを制作・運用する時の注意点(自力と発注する場合)|F-standard BLOG

WordPressでホームページを制作・運用する時の注意点(自力と発注する場合)


現在一般的なホームページ(コーポレートサイト)などは、ほとんどの場合はWordPressというCMS(コンテンツ管理システム)が使われています。
実際に弊社でもコーポレートサイトの制作はほとんどWordPressを導入しています。
そんな、「とにかくWordPress」「WordPressなら簡単にホームページがつくれる」「WordPressで副業」みたいな多少語弊のある情報が交錯している今だからこそ、もう一度WordPressでホームページを制作・運用するための注意点を洗い出していこうと思います。

本エントリーは

  • (1)自分たちでWordPressを使ってホームページを制作する場合
  • (2)制作会社にホームページを依頼する場合

の2つのパターンで紹介していきます。

 

(1)自分たちでホームページ制作から始める場合の注意点


制作会社の立場から言えば、ぶっちゃけ専門家の知識なしで制作するのはオススメしてないんですが、やりようによっては自分たちだけでホームページつくれちゃうのがWordPressの特徴でも魅力でもあるわけなんですけど、最低限の知識は必要です。

 

(1-1)WordPressのマニュアルは理解が難しい

WordPressの公式サイトには「WordPress Codex」っていう公式のオンラインマニュアルが用意されていますが、正直初心者にはわかりづらいです。
あと、問い合わせ形式で質問ができるフォーラムも用意されてますが、どちらかといえば、開発者向けのフォーラムなので専門用語と知識が飛び交ってます。「WordPressってどうやって使ったらいいですか?」みたいな質問をしても「本買ってください」的な答えが返ってくると思います。

信憑性や裏付けの薄さはありますが、外部のWordPressについて書かれたブログの方がわかりやすいです。


あと、基本的にWordPressの管理画面に「ヘルプ」は用意されていますが「この機能はこんな事ができます」程度の説明なので、「じゃあどうすれば?」までは踏み込んでくれてません。

 

(1-2)基本的な機能だけではホームページ完成は難しい

WordPressは「簡単にホームページがつくれる」と謳われる事が多いですが、基本的にはブログの機能を搭載したCMSなので、例えばコーポレートサイトにほとんど実装されている「お問い合わせフォーム」は追加でプラグインを入れる必要があります。


2021年6月現在58,815のプラグインが公式登録されているみたいです。
そのプラグインも更新が滞ってサービスが終了するとアップデートされることがなくなり、WordPressとの互換性がなく機能しない場合もあります。

またプラグインの中にも脆弱性が見つかるものもあるので、運用している間は常に情報を仕入れ続ける必要があります。常に安心して使うにはそれなりの労力と手間と専門知識が必要になるという事です。

 

(1-3)有料テーマには注意


WordPressのテーマとはホームページ全体のテンプレートの事で、着せかえ感覚でテーマを差し替えることができます。見た目やカスタマイズされた機能はプラグインを除けばほとんどの場合は「テーマ」に格納されてます。
テーマごとに機能が違うので、着せ替えた場合今まで使ってた機能が使えなくなる場合があるので、注意が必要です。

有料テーマを反映させれば、サクッとホームページを公開まで持っていけることができるので、ホームページの制作会社に頼らずにいきたい場合は有効な手法になります。

ただ、サクッとつくれる機能が搭載されているだけに造りが複雑になっているため、カスタマイズのハードルは高いです。長く運用していると「ここもっとこうしたい」という希望が出るものですが、有料テーマによりかかりすぎると、そのちょっとした改修が出来ない場合があります。

  • 低予算でとりあえずホームページを持ちたい
  • 期間限定のホームページなので、サクッとほしい
  • まさに不満がまったくない理想のテーマを見つけてしまった。

上記のようなホームページの役割なら有料テーマでもいいかもしれませんが、長く運用、ましてや御社の顔となるホームページの場合ならあまりこのやり方はおすすめできません。

あと仮にテーマを購入するなら「日本語対応」しているテーマの方がいいと思います。(英語ペラペラなら別ですが)

 

(1-4)レンタルサーバーはWordPressのサポートはしてくれない

ホームページを公開するには「サーバー」と「ドメイン」の契約が必要になります。
「秒でかんたんに設置できるWordPressに最適なレンタルサーバー」みたいな触れ込みで宣伝しているレンタルサーバーもありますが、あくまでサポートしてくれるのは「WordPressのインストール」のみでその後の制作や運用に関してはサポート対象外です。
WordPressはインストールだけしても空っぽの状態なのでスタートラインに立っただけってことになります。
公開まで持っていくにはそこからカスタマイズしていく必要があるので、やはり専門知識が必要になります。

※(例)エックスサーバーのWordPress簡単インストール画面

 

(1-まとめ)自分たちでホームページを造るのはリスクも多い

WordPressって「簡単にホームページがつくれる」っていう触れ込みが独り歩きしている印象です。
いくら便利なツールを使ってもホームページを1から作成するには、それなりに超えないといけない壁があるわけで、その後の運用ともなるとさらに踏み込んでいけないといけない訳で、どれだけ手間をかけれるかも考えから自社のホームページをつくっていくのが重要ではないかと思います。

 

(2)制作会社にホームページ制作を依頼する場合の注意点

制作会社の選別は非常に重要ですが、今までWordPressを用いた事例のある制作会社ならある程度のノウハウは蓄積されています。ただ、CMS構築の場合「見た目はすごいキレイだけど管理画面が使いづらい・わからない」など、機能面は見た目だけでは判断しづらいです。
なので、見た目の部分ももちろんですが、運用する上で重要なポイントを把握した上で制作会社に発注する必要があります。

 

(2-1)HTMLの知識がなくても編集・投稿可能にしてもらう

ホームページ制作会社の場合だとIT知識の多いスタッフが多いため、ある程度の知識を持った人が更新できるようなWordPressの管理画面で納品される場合もあるので注意が必要です。
対応の可否はありますが、素人でも使いやすいようにWordPressの管理画面などをカスマイズしてもらうようにしたほうがいいです。

HTMLの知識を少なからず持っている人なら問題ないですが、
下の例だとブログを投稿するのにコード編集モードでしかできない場合はHTMLを書かないといけないため、専門知識がないとわからないです。

 

(2-2)自分達で更新する範囲を絞って運用する

たまにホームページ内の全ての機能を更新できるようにしてほしいという依頼を受ける場合もありますが、知識無しで全ての更新をできるようにするには、それ相応のWordPressのシステムのカスタマイズが必要になるので、開発費用が高くなってしまいます。
ホームページ内でも不変的な箇所と定期的に編集する箇所は必ずあるので、最初の制作前にすり合わせを行っておくといいかと思います。

下記の例では、事業紹介の物件紹介の箇所だけは定期的に変更するのでWordPressの管理画面内でHTMLを触らずに変更できるようになっています。

 

(2-3)サイト管理(運用)をする人材がいればベスト

ホームページを制作したあとは運用していくことになりますが、担当者がいないとどうしても宙ぶらりんな状態になってしまって気がつけば「ホームページを公開しました」のニュースを1年前に上げてから何もしていない状態になってしまいます。

せっかく問い合わせがきても、フォームから届くメールアドレスを誰も受信できていな状態ではメールを既読スルー扱いになってしまうので、かえって悪印象を与えてしまいます。

やはり定期的な更新をするなら、社内でホームページを意識するポジションの人がいるのが一番有効かと思います。

 

(2-4)操作マニュアルを用意してもらう


WordPressの管理画面の操作マニュアルを用意してもらう事で、社員全員が更新対応する事も可能になりますので、更新可能な箇所をまとめた操作マニュアルをつくってもらうようにしましょう。

 

(2-5)サイトセキュリティは意識しておく

WordPressを使ったホームページをネット上で公開しているという事はハッキング対象にされる可能性があるという事を意識しておく必要があります。
ハッキングには「狙い撃ち」と「無差別攻撃」などの種類があるので「自分達みたいな規模の会社は狙っても意味ない」という考え方でなく、サイトセキュリティに関しては意識しておきましょう。

そのためにはWordPressの定期的なバージョンアップは不可欠になりますので、定期アップデートに関しては予算に組み込んでおくようにしましょう。

ホームページを安全に運用するためにWordPressは定期的なシステムのアップデートをしています。

 

(2-まとめ)専門知識は任せてどう運用していくかを一緒に考えていきたい

今回のエントリーで伝えたかったのは「ホームページには制作のノウハウと運用ノウハウどちらも必要」という事になります。ホームページ制作ノウハウは、数々の事例を蓄積している我々制作会社の力を頼っていただき、運用ノウハウに関しては、発注側と我々で共に創り上げていくのは理想だと考えています。

運用ノウハウの中でも「分析」や「発信」のノウハウがあるので、長い目で見てホームページの運用体制を一緒に考えていければと思います。

 

この記事の執筆者

藤阪 紘至

担当:Webデザイン/ディレクション/マークアップ/フロントエンド

人柄の良さと長身&ちょび髭を活かし、ターゲットに訴求するデザイン・マークアップ・コピーライティングを得意とする。人に教えることにも評価が高く、大学講師経験もあり、こうし講師と呼ばれていた。
Webデザイナ向け人気ブログ「WEB系キャンパス」を運営中
https://webkcampus.com/

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