Shopifyを初めて触ってみた感想と今までの日本産ECシステムとの違いを考えました|F-standard BLOG

Shopifyを初めて触ってみた感想と今までの日本産ECシステムとの違いを考えました|F-standard BLOG

Shopifyを初めて触ってみた感想と今までの日本産ECシステムとの違いを考えました

Shopifyはじめました
ここ最近、EC事業で注目を集めているネットショップの構築プラットフォームであるShopify(ショッピファイ)ですが、ホームページに制作会社業界にも大いに話題にあがってます。
大げさに言うとクラブハウスかShopifyって感じです。

ネットショップをメインにした制作会社などでは、Shopifyは外せないシステムになってきている気がします。
そんな流れだけに、弊社でもShopifyの構築案件が舞い降りてきてます。

Shopifyはこんなシステム・こんな事ができるっていう内容の記事は他の人に任せておいて、

  • Shopifyの管理画面を触ってみて思ったこと
  • 日本産のECシステムをいくつか触っていた自分が「むっ」と止まった箇所
  • この機能はShopify以外では見たことないな

など、ネットショップ構築っていうテクニカルな話というより、少し軽めな小ネタ的な感じでまとめさせていただきました。

 

(1)外国産テーマがほとんどなので、日本語化は少し大変

Shopifyは月額費用が3,000円ぐらいから始められます。クレジット決済なども基本機能としてついているので、まず始める場合はその金額から始められます。
Shopifyで契約して、見た目のデザインは無料・有料テーマをダウンロード・購入して始めることができます。
※有料テーマは1万円〜って感じですので、他のECシステムより少し割高感があります。

ただ、Shopifyは外国産のネットショップの構築プラットフォームだけに外国産のテーマが多いです。
Shopify自体は日本語化対応されていますが、テーマ自体が日本語化対応されていない場合があるので、その場合は日本語化の対応が必要になります。


ようは管理画面は日本語で見れるけど、システムから抽出している箇所はほとんど英語になってるわけです。
※画像は「カートの中を見る」部分のキャプチャ

「じゃあ、英語の箇所を日本語化にするのはシステムの中身を見ないといけないの?」ってわけではなくて、Shopifyの管理画面の言語設定で設定できます。

「オンラインストア」→「アクション」→「言語を編集する」で設定ができます。


こんな感じで言語に日本語があれば、自動的に日本語にしてくれます。


日本語の設定がない外国産のテーマの場合は、手入力で日本語化させていく必要があります。
項目が多いので面倒かもしれませんが、考えようによっては難しいコードをいじらなくても、ここを地道に変えていけば日本語化出来ると考えれば、さすが全世界のネットショップ構築プラットフォームって気もします。

 

(2)商品カテゴリーって概念は「コレクション」のようだ

ネットショップを運用する場合、お客様を欲しい商品に効率よく誘導するために必要な「商品のカテゴリー分け」

例えば、スイーツをネットショップで売る場合だと
・洋菓子
 ・ケーキ
 ・シュークリーム
・和菓子
 ・羊羹
 ・団子
こんな感じでカテゴリー分けをするかと思いますが、Shopifyにはカテゴリーではなく、コレクションといいます。
従来のカテゴリーの機能以外にも複合的な使い方ができるみたいで、使いこなせば結構便利な印象です。
手動で設定する方法と自動で設定する方法があるみたいですね。


※こんな感じで条件を絞ることによって、従来のECシステムとは違う商品の表示の仕方のアプローチができそうです。
・割引対象・キャンペーン対処とかを新たにコレクションをつくらなくてもタグで管理する
・在庫数で絞り込んだら、「残りわずか商品お早めに」みたいな商品リストもつくれそうです。

より一層、商品のカテゴライズが必要ですが、お客様の欲しい商品まで最短でたどり着くための導線をいろんなやり方で引くことができそうです。

 

ただ、他のECシステムのカテゴリーみたいに階層がつくれないみたいです。

プラグイン使ったらどうにかなるかもしれませんが、まだ未検証です。
よくある商品カテゴリーだと「洋菓子→ケーキ」「和菓子→羊羹」みたいな感じで、大カテゴリーと小カテゴリーなどの親子関係(階層)ができますが、コレクションにはどうもその概念がないみたいです。


ですが、メニューには階層関係がつくれるのでそれっぽい表示にする事はできます。
メインメニューとかサイドバーとかもこのメニュー構成なら、思った通りの表示をさせる事は可能です。
ただ、パンくずとかは難しいもしれないですね。

 

(3)代引き・銀行振り込みの設定は英語の場合がある。

支払い設定は「設定」→「決済」→「手動の決済方法」から設定できますが、テーマの設定なのか


銀行振込→Bank Deposit
代引引換→Cash on Delivery (COD)

と表示されている場合があります。
ここ英語が不得意だと悩みます。
決済の設定は非常に重要なので、決済設定には特に気をつけないといけないです。

あと、金額表示部分ですが外国通貨が基本なのか、表記部分が一定な事が多いです。
日本語のECサイトのシステムだと
・1,100円(税込み)
・1,100円(税100円)
・1,000円(税込1,100円)
とかいろんな表記を設定できたりしますが、

Shopifyだと「1,100円」とか「¥1,100」とかの表記ぐらいになります。
これ以外の表記にするには、ちょっとテクニカルな箇所をイジる必要がありそうです。

 

(4)画像のアップ場所が少し奥にあって迷った

商品画像に関しては、商品の設定時に商品のアップローダーがありますが、それ以外のところで使いたい画像をアップする場合は別のところにあります。


・固定ページ(会社概要とかの静的ページ)には画像アイコンで画像をアップできますが、1つずつしかアップできないので、少しめんどくさいです。


・複数の画像を一気にアップしたい場合は、「設定」→「ファイル」から複数画像を一気にアップすることができます。ここでアップしたURLをコピペしてページ内に表示させる事ができます。

 

(5)マイアカウント(新規会員ログイン)が無効になっていた

ネットショップをオープンしたら、お客様に会員登録してもらうためのボタンを設置する必要がありますが、今回使用したテーマ(もともと?)の設定ではマイアカウントの設定が無効になっていたので、「新規会員登録」のボタンが消えてました。


「設定」→「チェックアウト」→「顧客アカウント」→「アカウントを任意にする」にチェックを入れないと、新規会員登録とかのボタンが出てこないので注意が必要ですね。

 

Shopify初めて使った感想まとめ

今回Shopifyを構築していて、気になった事を紹介しましたが、深くいじっていくうちにもっと色々でてきそうです。
やはり海外製のプラットフォームだけにお国柄のギャップ部分は感じますが、そういう箇所はアプリ(拡張プラグイン)を利用すれば解決できる箇所もたくさんある印象です。
お手持ちのスマホで考えて、ない機能はアプリで出来る幅を増やすってイメージですかね。

たしかにShopifyは気軽にネットショップを構築できますが、ネットショップで重要なのは集客方法と戦略です。ネットショップが開店できても、お客様が集まらないと意味がありません。
「ネットショップを開店する」のと「ネットショップで売上をあげる」のは別軸だという事を念頭において、今後ともShopifyといいお付き合いができればいいなと思います。

やはり深いところのカスタマイズとなると、知識のない人には敷居が高そうに見えます。
小難しい部分は専門家に聞くのがいいかと思いますので、Shopify構築について興味がありましたら、一度ご連絡下さい。

この記事を書いたスタッフ

藤阪 紘至

担当:Webデザイン/ディレクション/マークアップ/フロントエンド

人柄の良さと長身&ちょび髭を活かし、ターゲットに訴求するデザイン・マークアップ・コピーライティングを得意とする。人に教えることにも評価が高く、大学講師経験もあり、こうし講師と呼ばれていた。
Webデザイナ向け人気ブログ「WEB系キャンパス」を運営中
https://webkcampus.com/

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