ホームページのリニューアル時に気をつけるべき9つの項目

はじめに

ホームページをリニューアルをすると言っても、デザインが変わるだけではなく、サーバー周り、サイト構成、システムや、SEOも考慮したリニューアル計画を行わないと、失敗に終わる可能性がございます。

そのようなホームページのリニューアル時に特に注意が必要な項目を、まとめました。
各項目、重要なことですので、リニューアルをされる、もしくは検討している場合には、下記に注意して、行いましょう。

 

1. リニューアルの目的を明確にする

まずは、ホームページをリニューアルする目的を明確にしましょう。

  • スマホに対応していないから
  • デザインが少し古くなってきた
  • 使いにくいと感じる
  • SEOがうまくいかない

などなど

様々な理由があると思いますが、考えていただきたいことは、リニューアルを行うことで、その目的が達成されるのか、ということです。

ホームページをリニューアルする一番の目的はなんでしょうか?

 

一番多いものとしては、集客効果、PR効果ではないかと思います。

例えば、最近では、スマホがかなり普及し、ホームページのアクセスは、スマホの割合のほうが多くなってきました、

その環境の中で、スマホ対応ができていないホームページでは、集客が難しいと判断できます。

ですので、リニューアルを行いスマホ対応を行うことで、集客の効果が発揮できると思います。

ただし、SEOがうまくいかない、使いにくい、となった時に、リニューアルを行うのが正解かどうか。

そんな中で、リニューアルは博打に近いと思います。

 

適切に、ディレクトリ構造やリンク設計が行われ、各コンテンツの質を高める計画をしっかりと行えば、アクセスが増え、コンバージョンも増える可能性があります。

ただ、ホームページを部分最適することで、効果を得られるのであれば、そちらのほうが費用対効果が高い可能性があります。

そういったことを理解した上で、リニューアルという選択を行うことが重要です。

 

2. WEBサーバーの選定

リニューアルにあたり、今のサーバーをそのまま利用するのかどうか。

これも大きな変更となりますので、注意が必要です。

よくある例としては、元々、依頼していた会社との関係が悪化し、新しい会社との取引が始まることで、サーバーを載せ替える、ということです。

気をつけるべきポイントとしては、

  • 各ソフトウェアのバージョンなどが問題ないか(phpバージョン、mysqlバージョンなど)
  • 必要なソフトウェアが揃っているか?(mod_rewriteなどがきちんと利用できるか)
  • レスポンス速度に問題がないか
  • メールアドレスの移行の計画は立っているか?
  • IPアドレスが変わるため、利用しているサービス周り
  • などなど。

サーバー移管については、あまり注視されないことが多いですが、大きな問題になることもあるため、注意が必要です。

特に、メール周りについては注意が必要です。

サーバーを移管する際に、うまくメールソフトの設定ができないと、メールが届かないタイミングが発生し、お客様にも、迷惑がかかります。

そうならないよう、事前の計画が必要です。

 

また、その他、モバイルファーストインデックス(スマホ独自のSEOの評価の仕組み)では、サイトスピードがSEO対策として重要なの評価の基準になっています。

サイトスピードが出やすいサーバーを選択することで、SEO的にも有利になります。

 

3. サイト構造を変更した場合は、適切なリダイレクトを行いSEOの評価を引き継ぐ

サイト構造をどのように設計するのかも重要です。

まず、ホームページがどのターゲットに向けてなのかを明確にすることが大切です。

ターゲットを明確にすれば、伝えたい内容、ページ構成等が決まってきます。

ただし、今まで公開していたサイトと構造を変更する場合は、注意が必要です。

公開しているサイトは、Googleが定期的に訪れて、評価されている状態です。

その評価が基準となり、検索順位が決まってきますが、その評価を適切に引き継ぐためにも、元々のリニューアル前のページからのリダイレクトが重要になります。

そのため、下記のようなリニューアル前と、リニューアル後のリンクの一覧を作成し、リダイレクトに漏れがないか、チェックを行います。

特に注意が必要なのは、ブログや、ECサイトのような記事がたくさん登録されているサイトのリニューアルです。

システムや、構造が変わると、何百、時には何千といったページのリダイレクトが必要となります。

そのIDの付け替えのルール等をしっかりと決めてリニューアルに望みましょう。

また、リニューアルによって、なくなったページに対しても、404ページ(ページがありませんよというページ)の表示を行うことで、こちらもSEOとして、ちゃんと評価してもらえることになるので、対応が必要となります。

 

4. Canonicalタグで正規化されているか?

Googleは、重複ページの存在を注意しています。

重複ページとは、同じ内容のページが複数存在する事を言います。

同じ内容のページが2つ以上存在しても、検索結果には、1つしか表示されませんし、何より、評価が分散し、SEO効果が薄まる可能性があります。

また、被リンクのURLも複数存在するという状態にもなりえますので、注意が必要です。

 

意図せず重複コンテンツを作っていない場合でも、URLのアクセス方法が複数存在する場合があります。

ディレクトリ「http://ドメイン/」だけではなく「http://ドメイン/index.html」でもアクセス可能

httpのページと、httpsのページが同時に閲覧できる状態

URLパラメーターが付与されるケースなど

 

PCとスマホで別のページを用意している場合

他サイトへコンテンツを提供している場合

上記の場合、別のURLで同じコンテンツを閲覧できる恐れがあるので、注意が必要です。

そういった時に、Canonicalタグが必要になります。

Canonicalタグとは、「URLの正規化」を行う手法です。

URLの正規化とは、このURLが正しいURLですよ、と伝えるための手法です。

追加する場所は、「<head></head>」の中に下記のように、追加します。

 

 

上記のように、たくさんのURLが存在している時に、「本当のURLはこれですよ」と提示することで、重複コンテンツを防止するために必要となりますので、リニューアルを行うときは、Canonicalタグが設定されているか、確認してみましょう。

 

5. SEOとして重要なタイトルや、hタグ、Descriptionなどが適切に設定されているか

リニューアル時に注意が必要な項目はたくさんあります。

SEOの評価で重要なことの1つに、タイトルやh1の文言がどのようになっているか、確認が必要です。

titleとは、「<head></head>」内に表記するページを作る中では、絶対に必要となるタグです。

表示されているページの内容を端的に表現することが必要で、Googleなどの検索結果の一覧にも利用される項目です。

文字数は、現在、30文字程度が良いとされています。

 

 

また、h1についても同様に、サイトの大見出しとして設定するタグです。

こちらのタグは、閲覧しているユーザーの見ているページに表示する内容です。

この見出しタグも、そのページの内容を端的に表現することが必要になります。

多くのサイトでは、titleタグと同様か、もしくは似通った内容になるのではないかと思います。

 

 

また、Descriptionも重要なタグとなります。

Descriptionとは、そのページを簡易的に説明するためのタグとなります。

こちらも、Googleなどの検索結果で利用されることになるタグです。

検索しているユーザーは、このDescriptionの内容で、探しているものの正解が、あなたのサイトにあるか判断することになるタグです。

適切に設定することで、直帰率も低くなると思います。

ユーザーにわかりやすい内容で伝えるようにしましょう。

文字数は、現在、120文字程度が良いとされています。

 

 

リニューアル時には、3の「サイト構造を変更した場合」と同様に、下記のようなリストを作成し、各ページそれぞれに対して、適切なtitle、description、hタグなどが設定されるようにいたしましょう。

 

6. 画像などの最適化を行いページ速度を上げる

最近は、モバイルに限ってですが、サイトの表示速度が遅いサイトは順位を下げるということが、明確に発信されています。

いわゆる「スピードアップロード」というものです。

また、通常のパソコンのサイトでも同じです。

読み込みの遅いサイトは、ユーザーのストレスにもなりますし、サイトを去ってしまう要因となります。

使いやすいホームページにするためにも、サイトのスピードは非常に重要な項目です。

では、どのように早いサイトにするのか。

サーバーの選定、CMSの選定など対策は様々ありますが、どのサイトでも共通して、直ぐに対応できるものが、画像などの対策です。

ホームページの構成されているファイルの中で、画像が占める割合は、半分とも言われます。

その画像の読み込み速度をアップさせることで、サイトの表示速度が劇的にアップすることもあります。

では、どのように画像を軽量化するのか。

 

画像データには、取った時期、位置データなどのデータが含まれていたりするので、それらのデータを削除したり、画像の色の使い方で、近似する色を統一していき、全体で利用する色の量を減らしたりと、その形式(jpeg,pngなど)によって、その方法は違います。

ただ、最近では、下記のような圧縮ツールも出ているので、これらのツールを利用して、画像などを圧縮すれば問題ないと思います。

Compress JPEG

TinyJPG

 

7. XMLサイトマップで、Googleへの通知を行う

次に、サイトマップのお話です。

サイトマップと言っても、サイト内のページに追加するものではなく、Googleなどの検索エンジンへ情報を伝えるための、サイトマップです。

Googleなどの検索エンジンは、定期的に、サイトを訪れるGoogleのロボットによってクロール(リンクをたどること)され、

各ページが評価されます。

 

ただし、そのクロールは、完全ではなく、ページの漏れが生じることもございます。

そのため、「うちのサイトは、こんな内容で構成されているよ」と連絡することになります。

その時に利用するのが、「sitemap.xml」というようなサイト構成ファイルです。

作り方は、Wordpressを利用している人であれば、下記のプラグインを導入し、

Google XML Sitemaps

 

それ以外の人は、下記のようなツールを利用して、作成するとよいでしょう。

sitemap.xml Editor

 

また、Sitemapは作成するだけでは意味がなく、「作りましたよー」と通知することが必要です。

Google Search Consoleと呼ばれる、Googleのサイト管理ツールでそれが可能です。

また、robot.txtと呼ばれるGoogleにクロールしてもらうための設定ファイルなどで通告します。

 

8. Google Analytics、Search Consoleの設定は引き継がれているか?

設定部分で、意外と見落としがちなのが、Google Analyticsの設定、Search Consoleの設定です。

URLが変更になっている場合や、ページのパスが変わっている場合、SSL対応を行い、httpからhttpsへ変更になった場合も注意が必要です。

ドメインが変更になった場合、SSLを導入した場合は、Google Analytics、Search Consoleの両方の対応が必要になります。

また、ページのパスが変わっている場合は、リニューアルする前のページと、リニューアル後のページをキチンと比較して、リニューアル後の数値の変化にも敏感になりましょう。

 

コンバージョンを設定しているサイトでは、リニューアル後のコンバージョンURLが変更になっていないか、また、イベントトラッキングをしている場合についても、リニューアル前にキチンと残しておき、もともと設定されていた場所へ設置するように注意しましょう。

また、ネットショップを運営している場合は、特に注意が必要です。

eコマースタグが設置されている場合、そちらの設定も引き継ぎがされているかどうか、入念に確認するようにいたしましょう。

 

9. リスティング広告などへ出稿している場合は、設定の確認を!

また、リスティング広告などに出稿している場合も注意が必要です。

設定などの見落としから、広告料の無駄な利用にならないように入念な計画と、チェックが必要です。

リスティング広告でも、コンバージョンタグやリマーケティングタグなど、いくつも設置している場合があります。

注意が必要なのは、リニューアル後もURLが変更されていないかどうかです。

 

的確な場所へ、コンバージョンタグ、リマーケティングタグを設置して、サイトへ来ていただいたお客様に対して、最適な提案をできるようにいたしましょう。

また、リニューアルを行ったことによって、再審査を行う必要がある場合もございます。

再審査の漏れがないように注意しましょう。

 

最後に

リニューアル時に注意すべきことを記載させていただきました。

リニューアルをする際には、見た目がきれいになることはもちろんですが、SEOなどの評価をきちんと引き継ぐこと、サイトが

ちゃんとGoogleに認識してもらうことが重要になります。

また、サイトこれまでが培ってきたデータを無駄にしないよう、リニューアル後の数値なども追いかけて行けるよう、

GoogleAnalyticsの設定はもちろん、SEOのチェックなどに、Search Consoleの設定も重要です。

リニューアルには、デザインの知識だけではなく、サーバーの知識、システムの知識や、Googleなどの検索エンジンに対しての知識、そして広告の運用や、セキュリティなど、総合的な知識と対策が必要になります。

ホームページのリニューアルをされる際は、せっかくのリニューアルですので、使いやすいサイトに仕上げ、人が集まってくるようSEOなどでも評価されるものへと仕上げていきましょう。